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【基礎を学ぶ】色のイメージとトーンについて【デザイン】

私たちは暮らしの中で、日常的に様々な色を目にしています。
そして無意識にその色からイメージや印象を感じとっています。

・色の一般的なイメージが理解できる
・トーンの基礎が理解できる
・ノンデザイナー&デザイン初心者さんに優しい配色のルールが学べる


今回は「色」の単体イメージそして、
トーン(明度と彩度が似ている色を集めてグループ化した色相)によるイメージについてを解説します。

色(単色)の一般的なイメージ

色には万人共通のイメージ・印象・感情が存在します。
色の一般的なイメージを学ぶことで、自分が思い描くイメージや印象を相手にイメージ通りに伝えられる可能性を高めてくれます。

※国や人種、文化によって色の印象は異なるので、あくまでも一般的な共通イメージだと思ってください

まずは単色「13色」の一般的な共通イメージを見ていきましょう!

一般的な共通イメージ
□白清楚・清潔・潔さ・美しさ・純粋・神聖・無垢・正義・シンプル・空虚・無
グレー調和・憂鬱・不安・過去・薄暗い・中立・協調性・洗練・シャープ・落ち着き・大人・抑うつ・迷い・不信
高級感・重厚感・威厳・暗闇・死・恐怖・沈黙・男性的・都会・恐怖・絶望・不吉・悪・死
情熱的・力強さ・高揚・おめでたい・興奮・活力・停まる・生命力・刺激・衝動的・怒り・破壊・暴力・警戒
陽気・活発・明るい・家庭・ポジティブ・暖かい・温もり・喜び・フレッシュ・にぎやかさ・親しみ
愉快・元気・軽快・希望・無邪気・好奇心・幸福・光・活動的・エネルギー・明るさ・注意・注目
癒し・やすらぎ・安定・やさしい・穏やかさ・調和・自然・平和・安全・協調・新鮮・さわやか・健康・若々しい・リフレッシュ
平和・安全・冷静・静寂・誠実・清潔・クリア・若い・さわやか・知的・落ち着き・信頼感・爽快感・悲哀・冷たい・孤独
上品・優雅・妖艶・神秘・高貴・古典的・伝統・知性・気品・ロマンス・幻想的・エキゾチック・不安
ピンク可愛い・幸福・愛情・女性的・華やか・至福・繊細・子供っぽい
温もり・安定・素朴・安定・落ち着き・質素・堅実・静けさ
成功・高級・富・頂点・輝き・豪華
冷たさ・金属・洗練・硬い・上品・冷静
ウーラ

美味しそうな色、美味しくなさそうな色については下の記事からチェックしてみてね。

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色相と彩度と明度って一体なに?

色には覚えておくべき属性が3つあります。
色彩学では色をその3つの属性で理解しようとします。これを「色の三属性」と呼びます。
・色の三属性=色相・明度・彩度

色相とは、簡単に言うと色の区分です。
・有彩色=色相をもつ色
・無彩色=色相をもたない色(黒・グレー・白)

彩度と明度は簡単に言うと明るさと鮮やかさです。
・明度=色の明るさ
彩度=色の鮮やかさ

色相・明度・彩度

また、明度と彩度が似ている色を集めてグループ化したものを「トーン」と呼びます。

基本のトーンについて

トーンとは、簡単に言うと色調です。
・トーン=「明度」と「彩度」が似ている色相を集めてグループ化したもの

トーンは基本的に12 種に分類されています。
単色のイメージ同様、トーンにもそれぞれ一般的な共通イメージがあります。

「12トーン」の一般的な共通イメージを見ていきましょう!

彩度明度
トーン明度・彩度一般的な共通イメージ
p
【ペールトーン】
明:高
彩:低
「薄い色調」。薄い・軽い・あっさりした・弱い・女性的・若々しい・優しい・淡い・可愛い
lt
【ライトトーン】
明:高
彩:中
「浅い色調」。柔らかい・爽やか・子供らしい・可愛い
b
【ブライトトーン】
明:高
彩:高
「明るい色調」。楽しい・陽気・健康的・華やか・カジュアル
s
【ストロングトーン】
明:中
彩:高
「強い色調」。力強い・情熱的・信頼・存在感・動的な
dp
【ディープトーン】
明:低
彩:高
「濃い色調」。深み・伝統的・和風・落ち着いた
v
【ビビッドトーン】
明:中
彩:高
「鮮やかな色調」。派手・スポーティー・華やかな・活発な
ltg
【ライトグレイッシュトーン】
明:高
彩:低
「明るい灰みの色調」。落ち着いた・上品・渋い・大人しい
sf
【ソフトトーン】
明:高
彩:中
「柔らかい色調」。和み・穏やか・上品・レトロデザイン
g
【グレイッシュトーン】
明:中
彩:低
「灰みの色調」。渋い・地味・シック・都会的な
d
【ダルトーン】
明:中
彩:中
「鈍い色調」。濁った・くすんだ・高級・エレガントな
dk
【ダークトーン】
明:低
彩:中
「暗い色調」。男性的・丈夫・強い・格好よい
dkg
【ダークグレイッシュトーン】
明:
彩:
「暗い灰みの色調」。堅い・渋い・重い・陰気な

色が与える温度のイメージ

色は「暖かそう」や「冷たそう」といった見た目から伝わる温度でも分類することができます。
これを簡単に言うと暖色と寒色と言います。

・暖色=暖かそうな色。赤を中心とした色相。
寒色=冷たそうな色。青を中心とした色相。

暖色・寒色

色の比率・色の組み合わせ(配色)を考える

色の単色の基本イメージやトーンを理解したら、次はもう少し複雑な組み合わせ(配色)について考えてみましょう。

色彩学的に考える配色は、デザインの仕事や暮らしの中に活用できます。
例えば、商品のターゲットにあったデザインを作るとき、または見た目にも美味しそうなご飯を作るときなど様々です。

インテリアや日々のコーディネートにも勿論活用できます。

色の配色を考えるという場面は、私たちの暮らしの中で日常的に登場します。

なんだかイマイチしっくりこないと思っている人は、色のイメージやトーンを意識してみるといいかもしれません。

それでもしっくりこない場合は比率を確認しましょう。

・色の比率
色のイメージ、トーンイメージと同じくらい配色で大事な要素!

心地のいい配色は比率がきちんとしているものが多いです。
また、多色使いは難易度が高いので、基本的に色数を絞った3~4色でまずは構成してみるのがおすすめです。

おすすめの色の比率

ベースカラー:70%

メインカラー:25%

アクセントカラー:5%

・ベースカラー=基盤となる色
メインカラー=全体の雰囲気を印象づける色

・アクセントカラー=引き締めの色。メリハリをつけワンポイントになる。

色の割合おすすめバランス

ABOUT ME
メガネとデザイン
当サイト案内人のウーラとカータです。 裏かたデザイナーが働く、小さなデザイン事務所『メガネとデザイン』の公式キャラクター。「暮らしや日常の中からデザインを学ぶ」と「ちょっといい時間」をテーマにblogを発信中。