今回はイラストレーターさんやキャラクターを使ったデザイン初心者さんへおすすめの
構図の考え方を大人気ゲームから学びたいと思います。
実際にゲームを楽しんでいるなかで気がついた
普段のデザインに活かせると思った構図のポイントを解説
ぼくらものんびりキャンプして住民と遊びたいね〜
・雰囲気のある構図の基本的な考えが学べる
・デザイナー目線のキャラクターの扱い方(構図)ポイントが学べる
・ゲームをしながら構図について楽しく学べる
・実写の世界でも使える写真のポイントが学べる
「あつまれ どうぶつの森」ってなに?
「あつ森」とは
2020年3月に発売された任天堂の家庭用ゲーム機Nintendo Switch用ソフト
「あつまれ どうぶつの森」の略称。
新型コロナウィルス感染拡大の時期に発売されたこともあり、
子供から大人まで幅広い層に大ヒットした人気ソフト。累計販売本は驚きの3,263万本!
どうぶつの森シリーズはこれまでに
64、ゲームキューブ、ニンテンドDSなど様々な機種で販売されています。
どのシリーズも基本的には、街の開拓と住民との生活をベースとしたコミュニケーションゲーム。
今作の「あつ森」は個人でも通信でも遊べる島を舞台にしたゲーム。
プレイヤーが無人島に移住し、住民(どうぶつ)や他のプレイヤーと交流を楽しめます。
従来からある季節のイベントもパワーアップしていて、現実世界とはまた一味違った季節の楽しみ方ができるのも魅力の一つです!
実際にmegane to designが作った島「パンプキン島」の様子を一部ご紹介。
(下の動画を再生すると島の様子が確認できます)
「あつ森」の楽しみ方はいろいろあるけれど、今回は特におすすめなカメラ機能に焦点をあてます。
「あつ森」の写真を楽しむ中で気がついた、雰囲気ある構図の作り方をご紹介!
島クリエイター未解放の初期状態でも
カメラ機能と奥行きを意識すれば、魅力的な構図は作れるぞ!
雰囲気あるキャラクターの構図例
まずは実際に「あつ森」内でどんな写真が撮れるのかを見ていこう。
※一覧の写真8割は「あつ森」でのステータス「島クリエイター」未解放。
住民の家を数軒建設済み。自宅は数部屋増えた初期に近い状態。
写真からみる雰囲気ある構図の作り方ポイント
ポイントは2つ。
1.奥行きレイヤー(層)
2.明かり(ライティング)
今回は構図の奥行き(レイヤー)のコツを解説します。
構図を奥行きのレイヤー(層)に分けて考える
例:明るい外での撮影の場合
これをレイヤーに分けて考えてみると3層から成り立っていることがわかります。
例:暗い外での撮影の場合
これをレイヤーに分けて考えてみると3層から成り立っていることがわかります。
レイヤー(layer)とは
層、階層、層をなすなどの意味を持つ英単語。
デザインにおけるレイヤーとは、主にデザインソフト上の画像の重なり、仮想的なシートのことを指します。
この記事では奥行きのことをレイヤーに例えて使用しています。
上記の写真は、カメラ機能の黒帯を使い、まるで映画のワンシーンのような写真を意識しています。
その他に「あつ森」にはフィルター機能が実装されているので、
撮影時にフィルターを選択してどんな仕上がりになるのかを確認しながら撮影ができます。
奥行きのレイヤー(層)基本の3層について
構図におけるレイヤーの考え方は、まずは3層からスタートがベスト。
最前・中間・最奥
この構図に慣れてきたら中間層を増やしてみよう!
例:最前・中間1・中間2・最奥=合計4層
※人と建物で作る4層
例:最前・中間・最奥=合計3層
※人で作る3層
勿論、魅力的な構図には奥行きの考え以外にも大切なポイントがあります。
三分割や消失点、ライティングなどなど。
まずはこのレイヤー(層)の考え方を意識してみてください。
今まで何気なく撮っていたものや描いていたものがレイヤーを意識をすることでグッと魅力的な構図になるはずです。
慣れてくるとゲームに関わらず、実写の世界もレイヤー分けされた世界に見えてくるぞ。
【まとめ】イラストレーターさんやキャラクターを使ったデザイン初心者さんへおすすめの構図の考え方
1.奥行きのレイヤー(層)、基本の3層という視点を持つ
最前・中間・最奥
慣れてきたら中間層を増やす!
2.いいなと思う写真やイラストを自分でレイヤーに分けて考えてみる
いいなと思う構図を真似し、自分でレイヤーを分解し理解を深める
3.余力があればライティングやどんなイメージを与えたいかを考え、構図に印象をプラスする
例:4層×雨×お店の明かり=街の静寂。静かな物語のはじまり。
例:4層×晴れ×パンプキン男=どこか違和感のある陽気な街。不思議な物語のはじまり。
↓同じ構図でも印象が違って見えるはず